#伝統芸能
「う」は打たないの「う」。 太鼓をずっとやってきていくつか見えてくるものがあります。 そんな中の一つ、太鼓は打たない。 打たないと音は出ないので、正確に言うと「力まかせに打たない」と言うことになります。 最近開発中の太鼓体操337では力を抜く…
逢ふで鼓論、む、は「無駄な力を抜く」の「む」、ムチの動きの「む」です。 無駄な力を抜く、いわゆる脱力はどの指導者も口にする太鼓の極意の一つで 落差で打つ、は平置きで有効な打ち方ですがこの「無駄な力を抜く」は どの太鼓にも必要な重要な要素です。…
久々の逢ふで鼓論、今回はつねならむの「ら」となります。 「ら」落差を利用する。です。 太鼓の伏せうち、平置きとも言いますが、一番一般的な打ち方かも知れません。 基礎打ちの時に伝えているのは太鼓は力任せに打つものではない、という事。 これは色々…
太鼓のいろは、今回は納得の「な」です。 納得する事、させる事、太鼓に限らず、人が自ら動こうとするのは本人が納得する時。 実生活では納得せずに動く事はよくあること、会社での上司の命令であったり、 ノルマをこなすための実働だったり、その他理由を知…
太鼓のいろはの「ね」は根なし草もいいもんだ、です。 根なし草は往々にしてしっかり大地に根付いていないフラフラしちゃうことを揶揄することばです。 植物が大地に根をおろしてしっかり安定して立つ姿は安心できますね。 でも、固定された立ち位置からは容…
太鼓のいろはの「つ」は「つまる」演奏を!です。 この鼓論は筆者のヒネクレ度を反映してか、逆説的な表現が多いようです(笑)。 これは読者の興味を引くというテクニックのひとつと思っています。 え~っ、つまる演奏って何???と興味を引く事が大事なん…
太鼓のいろはの「そ」はそっとしてね、の「そ」。 太鼓は世界一丈夫な楽器、その圧倒的な音圧は太鼓の魅力の一つです。 そのためか、いざ演奏、となるととにかく打ちまくってしまいがち。 でもこれって観ている方には単調に聞こえてしまうものです。 烈火の…
鼓論:太鼓のいろはの「れ」は「烈火のごとく」の「れ」です。 烈火の如く怒る、と言いますが、太鼓を打っている姿は時には烈火に包まれる不動明王のように 見えるような気がする時があります。 太鼓の魅力の一つはこのように一心不乱に打ちまくるその姿では…
太鼓のいろはの「た」 よそ見の次は「高みの見物を決め込む」、です。 高見の見物、熱い現場に直接関わらず、高いところから全体を標榜する。 時には高見に登って、自分は無関係とばかりに状況を見渡してみるのは必要に思います。 この高見の見物をすること…
太鼓のいろはの「よ」はよそ見の余裕。 よそ見しちゃいけません!と言われるのは集中していない時。 車に乗っている時もよそみ運転は禁止です。 でも、危険予知をするためには、いい意味でのよそ見運転は必須、 初心者マークのドライバーはハンドルを握りし…
逢ふで鼓論、いろはにほへと・・・わかよたれその「か」です。 猫でも犬でも、そして人でも見合うのはまず顔ですね。 顔、人も動物も本能的に相手の顔を見るようになっているようです。 それだけ顔は生物学的にも重要なファクターのようです。 顔によって相…
太鼓のいろはにほへとちりぬるをわ・・・やっとこさ「わ」までやって来ました。 太鼓の「わ」は「わかっちゃいるけど」です。 理論と実践、頭ではわかっているけれど体が動かない、よくある話です。 まずは頭でわかること、団体で演奏する組太鼓はまず曲を覚…
鼓論「を」です。 今回は「何を」の「を」。 自然界はそういう事もないのですが、人の世には理由という物がある場合が殆どのように思えます。 太鼓を打つ場合、太鼓を打つのが楽しい、という究極の理由があるものですが、その場合、 「何を」打つ?という「…
久々の逢ふで鼓論です。今回はちりぬるをの「る」です。 ルックスは大事。太鼓はその音だけではなく姿形がとても重要。 そのひとつに演奏会の衣装があります。最近の太鼓はステージで演奏される場合も多く、 太鼓の衣装は舞台衣装として見栄えも太鼓の演奏の…
太鼓の「ぬ」=濡れ手でコツをつかむ 手を洗ったとき、あっ、ハンカチがないっ!! こういう時、とりあえず手の水気をとろうとして 手をビュッビュッと振った経験はありませんか? 実はこの動き、太鼓の極意の一つなんです。 この時に手の力は抜いて、手首は…
太鼓の【り】 力むと事をし損じる 何事も力むとろくな事がありません。 太鼓でもスポーツでも音楽でも仕事でも遊びでも・・・。 気負うばかりで肩に力が入り、柔軟な対応ができなくなります。 特にスポーツでは力を抜くというのは極意の一つのようです。 力…
太鼓のいろは、 この内容は以前にも紹介したものの焼き直しです。 「ち」 地球に手伝ってもらえ 音を出す極意のひとつ、それは地球の重力を利用させてもらうこと。 力ではなく重さを利用する打ち方、特に伏せ打ちはこの打ち方が有用です。 偉大な地球の重力…
太鼓いろはにほへと、今回は「と」。 【とまどってもとどまるな】 演奏会本番では予期せぬ事が起きるもの。 先日の太鼓慰問で天井の蛍光灯を叩き割ってしまいましたが演奏はそのまま続けました。 これは極端な例ですが、本番では途中何があってもそのまま突…
太鼓の「へ」 へたな横打ち休むに似たり へたとは下手と書きます。 上手に対し下手、二人で打つ八丈太鼓でいうところの下拍子、 これが下手だと上拍子は本領発揮できません。 下拍子は上拍子の微妙な呼吸に合わせて調子を合わせる力量が必要。 そうですね、…
太鼓のいろは、だいぶ頭に負担がかかっていますが今回は太鼓の「ほ」です。 【本気は流行り病いのごとし】 どうやら本気は熱病がはやるがごとく人にうつって行くようです。 これは演者間だけではなく、見ている人にも。 その場に居る人は皆熱病にうなされる…
太鼓のいろはにほへと、このまま調子に乗って書き進めてみたいと思います。 太鼓の「に」:似たり寄ったりは煮てでも焼いてでも食う 太鼓はとてもシンプルなところが魅力でもあります。 メロディが殆どないに等しく、リズムとテンポで構成される音楽。 それ…
先日電車に揺られているとき、太鼓について私的思索を巡らしていました。 (要はヒマだったという事ですね、移動中はなんもやる事ありませんから・・・) ふと思いついたのが太鼓のいろは。 太鼓の「い」、井の中の蛙であってはならない。 太鼓を始めたての…
太鼓の並べ方。 太鼓の演奏の主役は長胴太鼓(宮太鼓)といってもよいと思います。 音色の深さや響き、縁を打ったり大音量で鳴らしたり。 しかし最近は桶胴太鼓を使用する団体も増えました。 桶胴太鼓はその軽さ、音程の調整が可能、見た目の華やかさ等で組…
太鼓演奏の場合、声はその演奏の重要な一部となる場合があります。 中には無言で演奏するものもありますが、和太鼓と声は密接な関係があるようです。 合図や、お互いを元気づけたり、観客と自分に気合いを伝えたり・・・。 その中で子供・女性の声はなかなか…
演奏会での要注意事項、それは始まりと終わりの「間」(ま)にあると思ってます。 演奏の始まりから終わりまでの間(あいだ)ではありません。 舞台に上がり配置につく。 そこから奏者の気持ちが静かに沈殿するまで「間」を置く。 その間約5秒。 観客にもそ…
世界的に活躍している大分の太鼓集団「TAO」の東京公演を観て来た。 2000人以上収容の会場はほぼ満席。 幕開け大太鼓に続く男衆九人によるエア太鼓。 真っ赤な袴のような衣装が宙を舞い、 紗の幕の演出も面白い。 かなりショーアップされた内容は観るものを…
声の演奏 先日大分の太鼓集団「TAO」東京公演にてはっとさせられた事。 それは声。 太鼓を打つ時に出す声である。 それは楽器の一部として見事に生かされていた。 バリ島のケチャを思い起こさせるような声の演奏。 新鮮でありました。 私が御諏訪太鼓宗家の…
ある太鼓教室の発表会に行ってきました。 以前と比べると人が打っているいいところ悪いところが少しはわかるようになりました。 以下は勝手な所感。 ―学前の子供の太鼓 大舞台にも動じず無邪気に太鼓を打つ姿に太鼓の原点を見た。 太鼓に向かうときはあの素…
第九回碑文谷公園桜フェスティバルにて和太鼓の演奏があります。 さくら(オリジナル編曲) 感謝(深沢高校和太鼓部顧問の小藪先生作曲) 勇み駒(御諏訪太鼓 小口大八作曲) まつり(太鼓の師匠田中ヒロノブ師作曲) の四曲。 今回の演奏会のテーマである「…
さあて、今日は午後から有料スタジオを借りての太鼓の自主練があります。 我々は人数が30数名、日頃の練習も20人前後います。 今は演奏会に向けての練習がメインなので、 演奏会に出れない人は手持ち無沙汰な状況になります。 通常練習は決まった既存曲の練…