HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

逢ふで鼓論3:声の力

太鼓演奏の場合、声はその演奏の重要な一部となる場合があります。

中には無言で演奏するものもありますが、和太鼓と声は密接な関係があるようです。

合図や、お互いを元気づけたり、観客と自分に気合いを伝えたり・・・。

その中で子供・女性の声はなかなかに難しい。

声が高い分普通の発声ではどうしても迫力不足に。

太鼓の迫力が違って来るためドスのある声の出し方を研究するべきと思います。

特に子供の太鼓は声を出せばよいというものでもなく、場合によっては逆効果も。

せっかくの太鼓の迫力が何気ない声によってかき消されてしまう場合もあるわけです。

声の出し方も太鼓と同じように何かを伝えようとする決意が込められる事が必要、

声で演奏の質が決まってしまうといっても過言ではありません。

子供でも女性でも低くドスのある声を出すのは可能だと思います。


大太鼓を打つ時、300kg以上ある太鼓に負けない声を出せ、と言われます。

太鼓を体で受けとめ、それを声の力で押し返す気迫を示せと。

これがヒントになり、部屋の柱や壁を本気で動かすつもりで押してみる、

その時に出してみるとその声には本当の力が潜んでいる事がわかりました。

このときは喉からではなく、お腹から(というか全身を使って)声を出しているはず。

この感覚で太鼓を打つ時に声出しをしてみる。

いよっ、でもハア~~~ッでも、そうれっでも声に力があること、大事です。