スポーツのいろいろな対戦において、優勝カップが授与されるのは極々当たり前のシーンとなっています。
自分は優勝カップには無縁の人生でしたが、ふと、この優勝カップの起源て何だろうと思い、ちょっと調べてみました。
古代ギリシャでは都市国家が生成され、都市国家間で戦争も行われておりました。
その戦争か、ギリシャ以外との戦争かは定かではありませんが、戦勝記念品として敵兵の頭蓋骨を持ち帰り、それで作った盃で祝杯をあげていたそうです。
それが金銀宝飾で飾り立てたものになり、今の優勝カップになったんだとか。
これはアリストテレスも記録に残しているようで本当にあったコワイ話かと。
昔の戦闘は刀や槍を直接交える肉弾接近戦で、まさに命がけの戦いでありました。
自ら倒した敵の頭蓋骨で祝杯をあげるのは、命のやりとりをした相手に表敬の念もあったのではないかと勘繰ってみたくなります。
近代の無慈悲な戦争ではそんな感情は一切起きないのかも知れません。
棚に優勝カップがずらりと並んだ光景を目にしたりしますが、あれが頭蓋骨だと思うと戦いはスポーツにとどめておいて欲しいと思います。