HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

鼓論:太鼓のいろは「よ」

太鼓のいろはの「よ」はよそ見の余裕。

よそ見しちゃいけません!と言われるのは集中していない時。

車に乗っている時もよそみ運転は禁止です。

でも、危険予知をするためには、いい意味でのよそ見運転は必須、

初心者マークのドライバーはハンドルを握りしめて前方ばかり見つめてしまい、

サイドミラーやバックミラーで周囲の状況を見渡すゆとりはありません。

太鼓も同じで、初心者は打つことだけに集中しがちで、周囲を見回す余裕はなかなか持てません。

かつて指導者に言われたのは「自分の音を聞く」「人の音を聴く」「お互い協力しあう」でした。

これは自分に集中する事と、周囲との協調をはからないといい太鼓にならないという事。

それには「よそ見」をする余裕がどうしても必要になります。

太鼓のよそ見ができるようになるためにはある程度年季を積む必要がありますが

よそ見をしながら太鼓が自在に打てるようになるといい太鼓になりますよ。