都立高校の和太鼓授業の特別専任講師のため、都の職員として職場での健康診断を受けました。
ま、健康診断というよりは不健康診断?
身長・体重測定に始まり、視力検査、血圧測定、血液採取、心電図、聴力検査、問診、胸部・胃部レントゲン写真と1時間ほど。
身長は若かりし頃から3cm縮んで169.8cmに、体重は20kgほど増えております。
視力もかなり落ちておりました。
血圧測定で椅子に腰かけて待っていると、隣の採血の様子が見えます。
一人の女性が採血してもらっていますが、ダメなの、ダメなの、とつぶやきながら左手で顔を覆って目をつぶっております。
おそらく血を抜いているところを直視できないのでは?
かといえば、目の前で血圧測定してもらっている太ったおっちゃん、おしゃべりが大好きと見えて測定している女性とず~~っとしゃべっておりました。
健診会場は人間観察するにはもってこいの場所かも知れません。
というか、他にやることがないので、暇つぶしの人間観察とあいなります。
さて、採血、私は腕の血管が細く、採血者泣かせを自負しておりますが、今回の担当はわかりにくい血管に一発で針を打つ凄腕の女性でありました。
問診はいつもながらやる気のない老齢の医者が、カタチばかりの診察を行っておりました。これは省いてもよろし。
最後は胸部・胃部のレントゲンはそれぞれ専用のバスが来ておりました。
胃部のレントゲン、いつになく撮影台の上で動かされ、汗ばんでしまいました。
角度が変わる台に寝そべって写真撮られるんですが、うつぶせになったまま頭が下になるようにかなり台が傾きます。
両サイドのバーを握っていても自重に負けて頭から落ちそう。
手がプルプル震えちゃいました。
そういえば前の人が撮影している時に技師の指示が聞こえてくるんですが、息を吐いて、そこで止めて、吸うのではなくて吐いて、吐いて!という言葉が何回も聞こえました。
胸部のレントゲンは、息を吸って、はい止めて、ですが胃部は息を吐いて、と逆なので被撮影者はクセで吸って止めていたのでしょう。
技師の苛立ちが声からわかりましたが、部外者は面白おかしく聞いていました。
胃部レントゲンが終わり、帰途につきましたが、もらった下剤を忘れてきたことに気付き即引き返しました。
以前、下剤を飲み忘れてバリウムが固まり、ひどく苦しい思いをしたのがトラウマになっています。
下剤を受け取り、即飲み込みました。
お昼を食べ、帰宅してから無事白いものを出し終え、ほっとできました。
後は検査の結果待ちとなります。