HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

鼓論:太鼓の「ぬ」

太鼓の「ぬ」=濡れ手でコツをつかむ
 
手を洗ったとき、あっ、ハンカチがないっ!!
 
こういう時、とりあえず手の水気をとろうとして
 
手をビュッビュッと振った経験はありませんか?
 
実はこの動き、太鼓の極意の一つなんです。
 
この時に手の力は抜いて、手首はあくまでも柔らかく
 
指先に水を集めるように素早く手を振り抜きます。
 
これは速くないと水は切れません。
 
太鼓を打つ時に力ではなくスピードを使うという大事な要素がこの動きに備わっております。
 
手が空を切る時に「ヒュッ」と音が鳴るくらいに振り抜けるとよろしいようで。
 
太鼓の習得に濡れ手で粟という楽な方法はないようです。
 
地道な練習だけが習得の近道のようです。