HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:秩父屋台囃子

埼玉のチームが秩父屋台囃子をやりたいとの事で、屋台囃子を教える事になりました。

伝統系の太鼓、秩父屋台囃子、八丈太鼓、三宅(神着木遣り太鼓、神着神輿太鼓)を学んでいた事が

役に立ちます。

秩父屋台囃子は埼玉県西部に位置する秩父に伝わるお囃子で、秩父夜祭がつとに有名、

日本三大夜祭のひとつに数えられています。

よく三大◯◯と言われますが、誰が決めているんでしょうかねえ・・・。

秩父夜祭高山祭祇園祭、が三大夜祭とされ、曳山祭りにも入っています。

日本全国にある曳山祭りのルーツは京都の祇園祭にあると言われます。

元々、祇園祭は御霊会が起源とされ、あの東日本大震災に匹敵する大災害、貞観11年(869)の

貞観地震や富士山の噴火を収めるために行われたものだそうです。

祇園祭牛頭天王を祀る八坂神社の祭礼ですが、江戸時代、お伊勢参りの帰りにこれを見て

持ち帰って生まれたのが三宅島の牛頭天王祭、この時に打たれる太鼓が三宅島神着木遣り太鼓、

通称三宅と言われる太鼓です。


秩父屋台囃子は巡行される山車の中で演奏され、その姿は見ることができません。

狭い屋台の中で演奏するため、長いバチは使えず、短く、その代わり太くなりました。

宮太鼓を抱え込むようにして打つ独特なスタイルで有名です。


今回教えるのは屋台囃子の原型、玉入れという装飾がないものです。

ドコドン/ドコドン/ドコ/ドコンコドン、がそれです。

これに細かい装飾音が入り、トロロロドン/トロロロドン/ウットロ/ドコンコドンに。

シンプルな原型を知った上で複雑な発展系に行く、という方がいいと思うので、

まずは原型からやろうと思います。