明日は太鼓協会公認指導員会の研修会が開催されます。
初打ちの人も多いかと思います。
今回で2回目となる研修会のテーマは「八丈太鼓」。
日本の伝統太鼓を学ぼうという企画の第三弾です。
過去には埼玉を代表する「秩父屋台囃子」、東京の太鼓である三宅島の「神着木遣り太鼓」の
研修会を開催しました。
和太鼓は大きく分けて、伝統系と創作系の二つがあります。
伝統系はその地域に伝わる芸能系の太鼓とも言え、祭りや神事で打たれる太鼓の殆どが伝統系で
その歴史も数百年単位というものも。
これに対し、創作系の太鼓はその歴史も5〜60年で、伝統系の太鼓をベースにしていたり、
伝統系の太鼓には全くこだわらず新しく創られたものを言います。
何れにしても楽器として和太鼓を使い、日本独自の文化として発展してきたものと言えます。
日本太鼓協会の公認指導員としては日本の伝統系太鼓の系譜も知っておこう、という事で
本企画がスタートしました。
世の中にはこの伝統系と創作系の境界が曖昧で、正確に伝えられていないケースも多く、
伝統系創作系の二種類があるという事はもっと啓蒙されるべき、と考えています。
今後は創作系の和太鼓が日本文化を代表するという事も十分考えられます。
日本文化=和太鼓、という構造が生まれると良いなあと勝手に目論んでおります。