HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:満を持す

月に一回の太鼓の指導に行ってきました。

来年3月の演奏会に「歓喜」をということで歓喜の練習をメインに。

準備体操の後337太鼓体操をやり、太鼓の打ち方の基本を確認します。


歓喜の演奏を一通り見させてもらい、頭のおろしから細かくやっていきます。

大太鼓がないため、2尺の太鼓を八丈台にのせて大太鼓の代わりに。

両面で交互に打つのですが、一人は正面打ち、一人は横打ちのスタイルなので

正面打ちに統一、上下の動きを見せるように指導させてもらいました。


他の人たちはその様子を見ていましたが、

二人一組で同じことをやってもらいます。

これは太鼓のポストを決めると他人事になってしまうため、

誰でもどこでもできるようにしておく必要があること、

それよりも二人で一つの繋がった音を作ることが重要なことを伝えました。


一人目の音の質を二人目は踏襲すること、

例えば一人目がドッドーンという音を出したら二人目もドッドーン、

ドドンだったら二人目はドドン、という具合に。


音の間隔を決めるのは二人目であること、

ドドーン(一人目)12345ドドーン(二人目)だったら

三打目を打つ一人目はこの12345の間隔を保ちます。

そうして間隔をだんだん縮めていきます。

それと打ち出しと最後の納めの時一人目は声で合図を出す事、二人目はそれに答えること、

お互いの息を合わせるのに大事なことを伝えます。


これだけでもそれぞれやってみるとなかなかうまく行きません。

二打目の間隔はじっくりとること、一打目を打つと太鼓の残響がありますがそれに聞き入るくらいの

時間を持つこと、おろしは神を呼ぶ神聖なところからも来ているのでおごそかに慌てずに。


この音のリレーに関連して、掛け合いのところをやってみます。

ABの二手に分かれてAドコBドコを4回続けるのですがこれを一人ずつ回して行きます。

そうすると間隔やテンポがバラバラ、なかなかスムーズに繋がりません。

試しに全員でドコドコドコドコを一斉に打つとちゃんとできてます。

そこでドコドコドコドコを小さく打ち続け、自分の番になったら大きく打つ、

というのをやり、かなり感覚がつかめたようです。

太鼓の大基本「テンポを保つ」「一定のテンポを常に意識して打つ」をしっかり体に入れることを

伝えました。


最後に頭から通しでソロの手前まで全員で演奏、テンポ感はかなり良くなりました。

最後のミーティングで、歓喜を3月に演奏するのには不安があるという声が出ました。

ソロが完成していない、練習不足、というのが最大の理由、

まあ、歓喜は皆が満面の笑みで演奏するのが曲の意図ともなっているので

不安を抱えつつ顔を引きつらせて演奏するのは良くないことを伝えましたが、

期限は切らないとダレルためいつステージに乗せるかは決めるべしと。

その結果、来年7月の発表会にてお披露目することになりました。


皆で頑張っていい演奏をしていただきたいものです。