先日指導者が見えられて行った両手で同時に太鼓を打つという基礎練習、
そこから面白いヒントをもらいました。
人は通常右利きなので左手で打つというのは苦手です。
そこで、両手で同時に打つことで左手に右手の真似をさせ、左手を育てる、という練習。
音の大きさはもとより、バチの握り、上がる高さ、バチの角度、とにかく左右対称になるように
鏡を見ながらひたすら打ちます。
この時バチの高さは太鼓の面から3~40cm程、トントントントンと連打します。
次に左右交互にトコトコトコトコ、これも右手に習え。
ここからどういうヒントをもらったかというと、下拍子のフレーズの違いを認識する打ち方。
今、下拍子でタンタカとタカタンを特訓していますが、これを両手でやってみる。
わかりやすいように縁を両手で打つ。
第一のフレーズはカッカカの繰り返し。
次にカカカッの繰り返し。
両手で打つとこの二つのフレーズはまったく別物と認識ができます。
ところが続けて打っていると、カッカカカッカカカッ/カカカッカカカッカカカッと
同じ手をやっている事に気付きます。
カッカカとカカカッの違いは両手で打つ方がはっきりわかるように思います。
太鼓の面を両手で始めはゆっくり、ドンうんドンドンを繰り返し、
だんだんテンポをあげていくとこれがドンドド=カッカカになる。
カカカッも同じようにやってみると、最初はドンドンドンうん、
これが速くなるとドドドン、ドドドッ=カカカッと同じフレーズ。
この練習は左右の均一化の基礎練習と、太鼓のフレーズの成り立ちを再認識できるのではと
今度試してみたいと思います。
上記のフレーズを左右別々に打つと、日頃から打っているドンドコ=タンタカや
ドコドン=タカタンになるとか、こんな事をしながら太鼓の面白さに気付く練習が
できないものか、と・・・。