HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

横打ち指導

指導にお伺いしている埼玉のチーム、横打ち指導の要望があり今回その2回目となります。

 

皆さんやはり復習はあまりされていないようで、横打のコツがなかなか掴めません。

以前八丈太鼓の講習用にまとめた方法がとても役に立っています。

 

横打は直線打ちと回転打ちの2種類。

回転打法の基本は「ハンマー投げの動き」。

両手でハンマーの柄を持つ事をイメージ、頭の上でぐるんぐるんと時計回りに右回し、要領がわかったら右手、左手だけでぐるんぐるん、これは伏せ打ちにはない動きなので皆さん右往左往ですが、それをどうわかりやすく伝えられるか、指導の真価が問われます。

 

次にバチを持って同じ動きを素振りしてみる、そして実際に音を出してみる。回転に気をとられちゃうと打つ事がおろそかになってしまいます。まずは太鼓面に直角に当てて確実に音を出す、

 

またバチ回しの基本、コツを具体的に。

両手にバチを持って腕を伸ばし、バチを立てて持ちます。

左手はバチを立てて持った状態からバチを左に倒す、手の甲が下を向いています。そこで親指だけでバチを挟んで手を開く。

そうするとバチの重みでバチ先がぶらんと下がります。

その状態で体ごと左にゆすって手の甲を時計回りに返すと自然にバチが回転する。

手の甲が上を向いた状態でそのまま流れでバチを太鼓に当てる。

ここも太鼓の極意=力で打たない、を体感します。

 

右手も同じようにバチを立てて持った状態でバチを左に倒す、手の甲が上を向いています。そこで親指でバチを挟んで手を開く。

バチの重みでバチ先がぶらんと下がります。

その状態で体ごと左にゆすって手を返すと自然にバチが時計回りに回転する。

手の甲が下を向いた状態でそのまま流れでバチを太鼓に当てる。

左右とも打つ瞬間にバチを握る。

 

慣性と惰性でバチを振る事を体感してもらう、やはりここでもポイントになるのは脱力、力で打とうとしない事です。

伏せ打ちの重力を使った打ち方ができないのでその代わり慣性を使って音を出す、まずはこの理解から始まります。

とにかく体で理解する、これしかありません。