HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:八丈考130基礎練

先日の午後の自主練習の時に、鏡を見ながら八丈太鼓をやってみました。

下拍子がいないのでちょっとやりにくいですが、基本の基を一から。

左右の手を大きく回しながら打つ。

鏡で確認すると意外に動きが小さい。

八丈太鼓の最大の特徴としては円運動があります。

伏せ打ちや斜め打ちの直線に見える動きでも究極的には円運動で太鼓を打っているのですが、

横打の八丈太鼓は大きな円運動が特徴的。

八丈太鼓は大きく脚を開く男打ちと膝を付けて打つ女打ちがあり、

メンバーから女打ちをやってみたいという声があったのでこの女打ちを研究してみました。

八丈太鼓は元々自由に打つ太鼓なので基礎打ちをしっかり教えてくれるところは少ない。

研究するため膝を閉じて、左、右と打ってみる。

腰の回転と上下の移動がとても重要という事がわかってきます。

腰を固定して打つ事もやってみましたがそれでも太鼓を打つ事は可能。

ですが、「ノリ」が全然違います。これは打っても観てもその違いは明らか。

体の回転の基本は左手の時は体右側の90度、右手を打つ時は体左側の90度を使う感覚、

バチと太鼓の距離的なものからもこの動きは必然の要素が高い。

試しに直線的な動きをやってみましたが、腰のひねりを入れるとバチの軌跡が

どこかで習ったものと酷似してきます。この動きは抱え桶太鼓の時に教わったもの、

太鼓を打つ基本原理は同じという事を再認識しました。


ここから手の動きを垂直方向に広げて行くとバチの軌跡が円運動になって行きます。

これも細かい事を言うと水平方向から上の180度と下の180度と二つの半円運動、

またはその組み合わせとなります。


そんな基本の研究をする事ができいろいろ収穫を得ました。

カッカラカッカラを右のバチで縁をなめるようにして打つテクニックも少々練習、

見せ場作りに効果的ですがこれがなかなか難しい。

そんなこんなで小一時間練習する事ができました。