前半は13:00~、後半は15:00~、それぞれ開始後2~30分は自由練習となっています。
それぞれ課題曲や基礎打ち、自分の曲想を練ったり確認したり、この時間はとっても重要なもの。
そんな中で新人の打ち方が気になりました。
スットントンの時、以前先生から思い切り体をひねって打ち出すようにと指示を受けていました。
確かに体をひねって打ち出しているんですが、その時に右手が体の前に残ってしまっていました。
左は思い切り引いて打ち出す事への意識は働いているんですが、その分右手が忘れられているようです。
八丈太鼓のゆうきちは基本的に腕を振って、力ではなく惰性で打つようなところが多い打ち方をします。
でんでん太鼓は軸回転することでヒモの先に付いた重りが太鼓の面を叩くカタチになっていて
そこには太鼓を打つという意識はまったくありません。
軸の回転力をスピードに変え、そのエネルギーを音にしているという原理。
これを体で行うのが八丈太鼓の打ち方の一つです。
やはり基本は脱力、肩から先はぷらぷらのヒモ状態、バチの先が重りとなります。
あたかも子供が駄々をこねるように、体を回転して振る、その時に腕は開放されている状態です。
これを意識すると体の前に右手が残る方が不自然な動きになります。
この後、先生が見えられ曲打ちの練習となりましたが、やはり同じ点を指摘されていました。
右を打つ時に左手が体の前に残ってしまっていると。
恐らく本人が気付いていない無意識のクセなんだろうと思います。
あまり人の事を言ってられないのでこちらも精進精進!