最近観た和太鼓の演奏会、たくさんの団体の演奏に触れ、いい刺激をもらえました。
改善すればもっとよくなると思われる演奏も。
これは反面教師として自分の太鼓指導にも活かせると思います。
ある団体はそれぞれのソロがある曲を演奏していました。
ソロとソロの間に全員が同じフレーズを打つパートを挿入していましたが、これはおそらくソロのタイミングをとるためにそうしているのだろうと推察できます。
ソロはソロのみ次々とつながって行く方がスリリングでオモシロイと思います。
間に定番フレーズが入る事でソロの魅力が半減してしまいます。
ソロの所も全員で地打ちをしているんですがその音の大きさが変わらないため、ソロが全体に埋没してしまい、ソロのよさが際立ってこないのも残念。
多くの団体が、人数はいるけれど全員同じフレーズを打つ古風な演奏形態で、音圧は上がるけれど全体が音楽的になっていない太鼓演奏という印象を受けました。
人数を活かしての構成や音の大小に工夫を凝らしたいところです。
以前にも書きましたが太鼓は音楽、車で聴いてもちゃんと音楽として楽しめる演奏が素晴らしいと思います。
今、デフリンピック開催中ですが、音がなくても楽しめる太鼓演奏も必要な要素かと思います。
観て楽しめる、聴いて愉しめる、両方の要素がしっかり入っている太鼓演奏を目指したいと思います。