NHKの奇跡のレッスン、今回の講師は世界的バイオリニスト、ドイツのダニエル・ゲーデ氏。
子供たちに、足踏みをしながら曲を歌い、体でリズムに乗る、強弱の表現の大切さを伝授。
表現力を磨くため、楽譜を歌ってみる。いわゆる口唱歌、まさに口で唱う歌。
楽器を弾きこなす技術は大事だが、同時に譜面通りに演奏する技術ではなく、
音楽を表現する心を持つ事を教えてくれます。
弦楽器は弾き方や弓の使い方で音色が千変万化する事、
それを肌と耳で感じ取りながら自分の求める音を探す楽しみがあると。
始めは背中向きで音を出してみる。それで音が揃っていれば今度は二人一組で向き合って演奏、
お互いの目を見てお互いの音を聴く、始めは恥ずかしがっていた子供たちはだんだん一体化して行く。
そして一人ずつ個人レッスン、自分の課題を述べさせ、またそれに沿って的確なアドバイスを行い、
音の質を高めて行きます。
グループに分け、短い物語を自分たちで考え、それを音で表現してみる。
皆の前でそれを披露し合い、見ている子に物語を当てさせる。
時にはヒントになる音や音の出し方を授けたり、技術と心をうまく引き出す授業内容でした。
これはそっくりそのまま太鼓の指導に生かせると深い感銘を受けました。