HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:表現する

今回の練習指導者がお見えになり、参加者は12人、なんと全員。

基礎打ち
いつのも両手打ちから16分まで。
16分がまだバラバラですが、基本のテンポを自分の中で把握することが大事です。
そのためにも
周りの人の音をよく聞いて合わせるように集中すること、
お互いがこれに気をつけると全体があって行きます。

自分の音が周りとずれていないか確認しながら打つこと、
お互いがこれをやる事で全体があって行きます。

テンポ出しのドカンの音とシンクロしているか。
ドカンは一台しかないタイムキーパー、これに合っていないと全体が合っていない事に。

基礎打ちは「心技体」を鍛え、演奏に応用できるようにするための大事な練習。
16ぶんの音が合うようにそれぞれが自覚をして、
細かいフレーズが打てる技術を習得して欲しいと思います。

次に下拍子を。
前回もやったドンドコ/ドコンコ/ドコドン/スコドコを。
これはだいぶ慣れてきました。
そこでちょっとレベルを上げ、途中にドコドコドコドコを挟んで。
最終目標は跳ねるリズムで自在に打てるようになる事、
そうすればフレーズの引き出しが格段に増える事になり、
ソロ回しもできるようになります。

指導者が見えてからは
「神楽」をみてもらいました。
しょっきりから通しで最後まで。
かなり仕上がってきていますが、指導者からソロのところでいくつか注文が出ました。
ソロは今の所限られた人しかできませんが、ゆくゆくは誰でもできるように目論んでおります。

ソロが自在に打てるようになると、自信が持て、太鼓を楽しむ事ができるハズですから・・・。

全体に言われたのは目が虚ろ、という事。
まだまだそこまでの余裕が持てていないという事なので、
打ち込み練習をしつつ、自分に自信を持ってもらえればそれも解消するのではないでしょうか。

次に「虚空」を。
これも全員がかなり打てるようになりましたが、指導者から出た課題は「表現」すること。
というより表現する「気持ち」を持つこと。

曲練は多くても3回止まりにし、1回に集中する。
今回出されたテーマは、
「今、演奏会場にいます。観客は視覚障害者、その人たちに音を届けるための演奏」。

驚く事に演奏の内容が様変わりしました。
自分で気がついていない人もいましたが
皆のレベルも知らないうちに上がっている事が立証された瞬間でした。

最後に少人数対応のトライアルとして、皆が打てる「勇み駒」を二手に分け、
ワンフレーズごとに下拍子と上拍子を交代しながら打つ、ということをやってみました。

これは本当に曲の流れを身につけていないとなかなか難しい。
下拍子の締めが全員分ないため、締めの代わりに縁打ちをやる事にしました。

打っている方から縁打ちの方が簡単、という意見が出ましたが
あくまでも技術アップの練習なので、簡単なのはNGです。

しかしながら演奏曲として仕上げるには縁打ちを取り入れるのも視野に入れてよろしいかと。

そのためのトライアルだったので収穫はありました。