HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:小学校太鼓指導無事終了

月曜日、埼玉県鴻巣市の私立南小学校で太鼓の授業を行いました。

作成したカリキュラム。


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まずは太鼓のお話。
興味を持ってもらうためクイズなどを入れながらやってみました。
太鼓はその昔、通信手段だったこと、
皆が殆ど持っている携帯電話やスマホとおんなじ。
遠くの人に何かを伝える合図の道具として使われていたこと、
音を遠くに伝えられるだけ大きな音が出せるのが太鼓の特徴、などなど
皆が大きな音を出してあげるのが太鼓も喜ぶんだよ、と。

ここで三択クイズ、太鼓の皮は何でできてる?
1、鶏 2、猫 3、牛
殆どの子は正解ですが中には蛇!とか言う子も。
次に胴は何で出来てる?
答え:木
それならこの太鼓(1、6尺)で使っている木は何年くらい?
これは子供達に答えさせると、8年、10年、26年・・・と。
答え:100年~200年
ここで子供達は一様にびっくり。
彼ら彼女らの時間軸には100年単位というのはまだ異次元の世界でしょう。

そんな日本の太鼓は世界一丈夫な、世界一、と言いながら
太鼓の上に立って見せます。
太鼓の上で足踏みしたり。
言葉だけではなく実際に目で見てもらうと説得力がありますね。

またクイズ。
太鼓はどこを叩くと一番響きがいいか?
1、真ん中 2、真ん中よりちょっとずれたところ 3、はじっこ
これは真ん中と答える子が多かったです。
実は一番響くのは2。
これも実際に打ってみてその違いを耳で確認してもらいます。
小学校5年生で理科でやっているかどうかわかりませんが、
理論的にも説明。
丸い池の中心に小石を投げると波紋が広がって行き
岸に当たってまた中心に戻ってきます。
中心だと波が打ち消し合って消えてしまう。
中心からちょっとはずすとそういう事が起きないので
波がなかなか消えない。
音は波だから
太鼓も同じ。

次に太鼓の音の大きさを目で見てもらう,事を行いました。
太鼓の上に空のペットボトルを置き、
強く叩くとペットボトルが3~4m飛び上がります。
これはインパクトがあるよい方法です。
弱く叩くと10cmほど、と音の違いが目視できます。

次は持参した太鼓の種類と音の説明、
伏せ打ち、横打などの打ち方、
伝統系の太鼓、八丈太鼓、秩父屋台囃子、三宅太鼓などをちょっと実演。

ここまでで15分ほど、
開始前は時間が読めなかったのでかなり不安でしたが
思ったよりスムースに進みました。

次はいよいよ子供達に太鼓を打ってもらいます。

つづく