太鼓のワークショップ、太鼓の基本の打ち方も教えます。
そんな中で、クイズを出してこちらに注意を向けるやり方をしたりします。
太鼓を打って音を出すのですが、初心者はムキになって力で打とうとしがち、
実は太鼓を打つ上で脱力がとっても大事なんです。
そこでクイズ、「太鼓を打たずに音を出す方法を知ってますか?」。
これに答えられた人は今まで一人もいません。
ヒント:地球に手伝ってもらいます。
ますますわからなくなる(笑)。
答えはこれです、と言いながら太鼓の上で垂直にぶら下げたバチを落とします。
バチの重さだけで結構な音がします。
バチだけでこんなに音が出る事を確認してもらい、これに腕の重さを足すと・・・。
腕の重さは体重の6%ほどなので、体重30kgの子供でもバチを含め約2kgの
重りを太鼓の上に落とすことになる。
2kgと言うと1リットルのペットボトル2本分!
力を入れず落とすだけ、を理解してもらいます。
前回のワークショップでは太鼓の準備体操で
123ホイ223ホイ3234567ホイ、と伸びて脱力の動きをしましたが
実はこの動きが脱力の動きの下地となっています。
太鼓を打たずに音を出す方法、打つと言う意識は邪魔になるので
まずは重力に素直に従い重さで音を出す、と言う理屈を理解してもらうようにしています。