HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

川柳:データ改ざん

 ダンパーは 納期と利益に 歪みたり 

YKBの地震対策用のオイルダンパーがデータ改ざんされ出荷されていた事が明るみに。

社員食堂で検査係が話していた内容を他の社員が耳にし、内部告発を行ったそうだ。

過去に、アネハで問題になった構造計算の偽装、鉄筋の量が足りず、

対象のマンションが建て替えられたのは記憶に新しい。

利潤追求の結果、基準を満たさない建物を作り、

どうせ大地震なんて滅多に来ないからと世間を欺いたんだろうと思われます。

今、裁判が行われている東京電力福島第一原発津波予想も同じ構造かも。

千年に一度来るか来ないかわからない津波に莫大な金はかけられない、

という判断が下された可能性は否定できません。


その後も産地偽装や、車のデータ改ざんが後を絶ちません。

企業の宿命の納期と利益、納期は対社会的な約束、利益は対社内的な約束、

この二つを維持するために、商売の基本である信頼、信用をないがしろにしちゃう、

世に言う背に腹は代えられない、という論理で自分にも嘘をついちゃったんでしょう。

商売は価値を提供して対価を得る、と言うのが大原則ですが、

今回はダータ改ざんの代価はいかほどになるのでしょう。

車のエアバッグの大手、タカタベルトは欠陥隠し出荷で会社が潰れてしまいました。

真面目に働いてきた人にとってはなんともやりきれません。