ピザを初めて口にしたのはかれこれ50数年前くらいかと。
食べたシチュエーションは覚えていませんが、中学の友達と一緒に食べたように記憶しています。
ビヨーンと伸びるチーズの正体が分からず、これは餅だよ、と言っていました。
それでもうまいうまいと目を輝かせてがっついて食べていたように思います。
また、コーラを初めて飲んだのはそれからもっと遡り、父母兄弟で恐る恐る飲んだように思います。
全員の感想は、薬臭い、こんな飲み物がうまいとは思えん、というものでした。
(確かにコーラは元々薬として売り出されたんだとか)
アメリカのお菓子は複雑な香料の味がして、和菓子のようなシンプルなものではないという印象が強かったように思います。
こんな奇怪な飲み物はどうなるんだろうと思ったものですが、コーラには常習性があるのか、スカッとさわやか、というコマーシャルソングに乗ってその後日本人の嗜好を変えて行きました。
かつてアジアのスパイスに魅了された西欧は今や香料の代わりに日本のうまみに出会い嗜好が変化しているようです。
日本人の異常とも思える食への探求心、世界の味をリードしていくのか・・・。