図抜ける、または頭抜ける、意味としてはずばぬける、比類がない、との事。
図抜けた才能、というように使われます。
漢字の意味合いから考えると「頭抜ける」の方が適用と思われますが「図抜ける」もあり。
ずぬける、がいつ頃から使われていたかは不明ですが、
日本語ってこういうケースが結構あるように思います。
というのは、もともと使われていた日本語に、外来の漢字を当てはめたというのがあるようです。
古文書等を見ると、当て字が結構あります。
ずぬける=図抜ける、頭抜けるはどちらも正解のようです。
漢字は表意文字(文字に意味がある)、古代日本人はその意味を考えながら漢字を当てたよう。
漢字=中国漢王朝時代の字、という意味がありますが、
これも時代が異なっていたら随字、とか唐字とかになっていたかも。
漢字でも宋書体とかありますし。
日本語は世界的にみても難解なことばだと思います。
家=いえ、か、や、け、と読み方が複数あり、家並み、家庭、あばら家、宮家、と用法が違う。
こんな複雑なことばを使いこなしている日本人、頭抜けた能力があるのかな?