以前、隣町に和菓子屋さんがあり、そこで串団子を機械で製造しているのを見かけました。
団子を丸めて串に刺して行く、と思いきやとんでもない、固定された串に棒状の餅を挟みます。
その餅を左右から団子の型枠で挟むと、串に刺された三つの団子のカタチのできあがり。
厳密に言うと三つではなく、二つのくびれがある一本の餅。
パッコンパッコンと次から次へと串団子が出来上がって行きます。
従来の串団子を作るのに比べたら手間と時間は雲泥の差、
姿も形も寸分違わぬものが短時間で仕上がります。
手作りのものと違いバラツキなし、見た目は串団子そのものです。
いやはや、殆どの和菓子が機械でできる時代になったようです。
以前、餃子の王将で餃子を作る機械があり、アルバイト店員が機械と格闘して居りました。
人の方が機械に追いつかず、店長とおぼしき人に叱咤激励されている姿は
チャプリンのモダンタイムスを彷彿とさせました。
人が機械に使われる時代、なんだか物悲しい・・・。
団子の串を眺めながらそんな事を思って居りました。