私が勤めていた会社は入社当時制作部は6人、営業部は9人、経理と社長入れて17人。
制作部はグラフィックとスペースに分かれていて、
グラフィックはパンフやチラシ、ポスターなどを
スペースは主に展示会のブースデザインをやっておりました。
今回の同窓会はそのスペースデザイン出身者で集まりました。
会社はオイルショックの前年1972年創立、私が入社したのは1978年、
社会保障制度も不備の、連日残業が続く傍目にはかなりブラックな企業(起業)状態でした。
カリスマ社長のもと、とにかく若いというエネルギーで走りまくっていた感じです。
そのうち社員が30人になり50人になり、100人を超え、最後は200人近くになりました。
そんな会社も私が定年退職後2年程でその歴史に幕を閉じました。
最後の方は会社の身売りや転売でどうしようもない状態だったと聞いています。
そんなこんなで、今回のスペースデザインの同窓会に集まったのは23人、
私が入社してから定年退職するまで、入れ替わり立ち替わりたくさんのデザイナーが入り、
辞めて行きましたがそれらの懐かしい顔がたくさん集まりました。
寿退社で普通の人になった女性デザイナー、今でもなんらかの創作活動に関わっている人、
会社のDNAをどこかで受け継いでいる人、ジャズミュージシャンになっている人、未亡人、
山伏、・・・。
いろいろで面白かったです。かくいう私は和太鼓の指導員ですから・・・。
そんな中、とある人物がつぶやいていた言葉が印象に残っています。
こういう同窓会に出て来るのは社会的に生き抜いている人だけ、だから皆いい顔してる。
出て来ない、出てこれない人はそれなりにワケありなんよね、と。
確かにその通りだなあと妙に納得してしまいましたね~。
まあ、制作部はそれなりに個性が強い人種が殆どなんですが、ある意味営業力がないと
生き残るのは難しい世界、顔を出した連中はそれなりにやっている人たちと言えるでしょう。
そういった意味では顔付きの悪い人はいませんでした。
(うわさによるとマルチまがいのものに手を染めたという人もいたようです)
今回、同窓会の案内が来たのはFacebookつながりで、芋づる式に連絡が届いたようです。
私も行方不明になっていたようですけど・・・。