HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:ライブ

チーム練習後、指導者の太鼓ライブに行ってきました。

場所は吉祥寺のスターパインズカフェというライブハウス、

稽古場からバイクで向かい18:30の開演にはなんとか間に合いました。

ところが演奏が幕を開けたのは18:42、これはプロとしてはいかがなものか・・・。

17:30開場、18;30開演というのはお客さんとの約束、時間は守りましょう。

太鼓、バイオリン、マリンバのトリオ構成、三人は洗足学園音楽大学の同窓生です。

会場は一階席(地下二階)と二階席(地下一階)に分かれており、満席状態、

二階の天井桟敷みたいな席が空いていたのでそこに陣取りました。
(妙な姿勢で体を乗り出さないと舞台が見えないのが難点ですが上から舞台丸見えです)


さて、内容は全12曲、一部と二部構成、途中休憩が20分のアナウンスがありましたが

二部の開演がまた10分ほどずれ込みました。いかんなあ。


マリンバ(木琴)の演奏を俯瞰したのは初めてでしたが、マレットを二本ずつ握っての演奏、

四本のマレットをそれぞれ別々に操っているんですねえ、これは新発見でした。

バイオリンも入って、G線上のアリアを演奏、マリンバは低音部も請け負っていい感じです。

太鼓は和太鼓ではなく鼓と謡いで参加、そう能の時のいよお~~ポンというやつ。

斬新な試みですが、西洋音楽に東洋音楽が合わせようとしているところが見えてしまい、

ちょっとなあ・・・という感じの仕上がりのような印象。

ここは東洋が合わせに行くのではなく、東西がそれぞれ主張しあって、

だけどどこかで合ってしまう、という方が面白いかもと感じました。

G線上のアリア能舞台で舞ったらそういうイメージになるのでは?

指導者作曲の曲も4曲披露されました。太鼓を打ちながら歌うというスタイルが特徴的。

その中で印象に残ったのはアリランだったか、ものすごく高い声で歌に入る一曲。

歌を売りにするのであれば無条件に聞き惚れる内容が欲しいところ、

太鼓を打つ打たないに関わらずプロの歌手としての修練が必要かと思われます。

太鼓で気になったのは大小6台の太鼓を並べてリズムを叩き出すのですが

打ち方がすべて順手というところ。

音の構成上必要ないのかも知れませんが手が交差して打つシーンがありません。

舞台は視覚効果も大事、派手に左右の手を入れ替えて打つ見せ場を作ってもよいのかなあと。

大太鼓を手で打つ、という演出もありましたが、

インドのタブラのように多彩な音が出せないものか、自分でも実験してみたくなりました。

タブラと違って皮の張りが硬いのでムズカシイかも知れません。


翌日は本人の誕生日、サプライズでバースデイケーキの差し入れがありました。

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終了後、出口で言葉を交わしたしたおり、

以前のライブで指摘させていただいた事の感想がきけ、

さらなる進化の予感が。

ライブの全体的な印象はキビシイかも知れませんが普通。

世に出るためにはどこか印象に残るインパクトが欲しい。