HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

日本道中:目白不動

今年の初詣は目赤不動に行ってみました。

江戸には三代将軍家光により五色不動が置かれたとの話もありますが、
当時はどうやら五色ではなく目黒、目白、目赤の三色だったようです。

目黒も目白も、目赤不動がある駒込も鷹狩りに縁が深く、
将軍家光も出かけていたようです。

目白不動は現在金乗院という真言宗豊山派のお寺の不動堂に安置されていますが
元々は近くの新長谷寺の本尊であったとか。
不動明王は家光の言に従い目白不動と名乗るようになったそうです。
赤目不動が目赤不動と名乗るようになったのも家光によってだそうです。

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1971年に再建された不動堂。
左側の通路は墓地に抜けます。
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目白不動ご本尊は秘仏とされていて、
これは写真パネル?
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墓地からは現代の街並が遠望できます。
高田馬場方面でしょうか。
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由井正雪とともに幕府転覆を企て処刑された丸橋忠弥の墓所などがあります。

密教系の仏教会派には秘仏とされるものが多いようです。
中でも絶対秘仏は誰も見る事が出来ないというもの。
本来、ありがたい仏様を拝んでなんぼのものという気がしますが
目に触れさせない事で希少価値を高めるのでしょうか。
秘仏というのは日本仏教に顕著のようですが
その生い立ちは不明な点が多いようです。

見せてくれたっていいじゃん、ケチ、と言いたくもなりますが
そこは宗教的な意味があるので仕方がありません。

仏像は人の手によって作られたもの、
信長のように木片や石ころ、金属の塊、と捉える事もできると思います。
そう考えると宗教ってとっても不思議に思えてくるので不思議・・・。