HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

日本道中:護国寺

駒込富士神社目赤不動の二カ所を巡り、あまりにも新年らしくないので
帰途にある護国寺へ立ち寄りました。
惣門をくぐったところの駐車場に車を停め本堂に向かいます。
敷地はかなり広い。
縁起によると
真言宗豊山派 大本山 神齢山悉地院大聖 護国寺 
天和元年(1681)五代将軍徳川綱吉が、生母桂昌院の願いにより創建した祈願寺
本尊は絶対秘仏如意輪観音
徳川家の庇護を受け発展、御府内八十八カ所霊場八十七番札所、
江戸三十三カ所観音霊場第十三番、東京三十三観音霊場二十四番札所。

明治になり徳川家の後ろ盾を失い、一般檀家を持たなかったため
困窮したが、宮家や一般への墓所を開発して危機を乗り切ったとあります。

こちらは仁王門。
奥の階段を上がったところに不老門が見えます。
イメージ 1

階段途中のニャンコと赤ちゃん。
見かけたどのニャンコもかなり栄養状態はよいようです。
イメージ 2


本堂。
高台にあり周囲には高いビルもなく空が大きくて気持ちいいです。
ここまで車で登れるようになっていましたが、
本堂に向かう途中に車が見えるのは正直あまり雰囲気よろしくありません。
イメージ 3

元禄10年(1697)建立
本堂内部内陣迄入る事ができ間近で如意輪観音を拝み、
守護札をいただきやっと初詣の気分を味わう事ができました。
イメージ 4

境内には国重要文化財の月光殿があり、
墓所には明治時代の建築家ジョサイア・コンドル
空手バカ一代梶原一騎大山倍達も眠っているとか。

またここにも音羽富士という富士塚があります。
江戸での富士山人気も相当なものがあったようです。

仁王門を出ると正面に真っすぐに伸びた道路が印象的です。
このスケール感はどこかヨーロッパ的でもあります。
イメージ 5

護国寺の前はしばし通っていましたが訪れたのは今回が初めて。
本当の意味で初詣となりました。

神社仏閣も時代の波に翻弄され、栄枯盛衰があるものですね。

お寺や神社も自らの将来を占うなんて事はあるのでしょうや・・・。