HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

日本道中:夢の島

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東京江東区にある夢の島、この名称、考えてみると大言壮語の感じがしないでもありません。

夢の島と聞いて一番始めに連想するのはゴミの島、

高度成長時代にゴミの量も格段に増え、埋め立て処分場にされたのがこの夢の島

火災や蠅の大発生など当時のニュース欄を賑わせた記憶があります。

今はスポーツ施設や熱帯植物園などがある広大な公園として整備されています。

北朝鮮による水爆実験が取り沙汰されていますが、ここ夢の島には

ビキニ環礁で行われたアメリカの水爆実験(1954)で被爆した

マグロ漁船「第五福竜丸」が展示保存されています。


この夢の島、歴史をひも解くと意外な事実がありました。

なんと昭和13年(1938)当時世界最大級の超弩級飛行場の建設が始まっていたのです!

日中戦争が始まり資金資材不足で埋め立て計画は途中で挫折、

その後ここにハワイのような夢の島を謳った海水浴場「夢の島海水浴場」が開設され

その名が今に残ったというわけ。

それにしても飛行場が作られていたというのは驚きです。

これが完成していたら羽田よりも近くて便利、東京の様相は一変していた事でしょう。

そんな夢を語れる夢の島、いつかじっくり訪れてみたいものです。


今回調べものをしている時に、東京の昭和の写真集をめっけました。

こんなのもあるんですね~、懐かしいやらもの珍しいやら。
ネットでタイムトラベルもなかなかに楽しいものです。