HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

川柳:いただきます

 手を合わせ いただきますの ありがたさ 

いただきま~す、と胸の前で両手を合わせる仕草はなかなかよいものです。

東南アジアの国々、タイやカンボジアラオスなどでも挨拶はこの合掌、

スリランカでも子供達は必ず合掌をしてからプレゼントを受け取ります。


朝のニュースで食肉加工場へ向かうトラックが交通事故に巻き込まれ

積み荷の2000羽を越す鶏が道路に投げ出されたとか。

このニュースを見ながら、かつてタイの鶏加工場を訪れた時の事を思い出していました。

ケージに入れられた無数の鶏がトラックで運び込まれ、

コンベアに逆さまに引っ掛けられ、刃物で喉を切られます。

羽をむしられ、解体作業場へ流れて行きます。

小一時間で日本へ輸出される焼き鳥の串が完成。

すべてが流れ作業で、完璧です。

牛や豚の屠殺は映画でしか見た事はありませんが

そこで人の口に入るため無数の動物の命が絶たれるのは同じ事でしょう。

いただきます、と合掌するのは彼ら彼女らの命をいただくという事に対する

感謝の表れ、と思っています。

お米や野菜をいただくときは生産者に対しての感謝の気持ちを、

遥か古代では、自然の恵みに感謝の念を抱いたものと思われます。

食べ物を粗末にしたらバチが当たりますっ!とよく言われましたっけ。


ちょっと前にあった期限切れ食品の「再利用」も気になります。

原料になった牛ちゃんたちのつぶやき

 食べ物が 賞味期限で ゴミとなり 

 うちらの命 どうしてくれる