バスに乗るまで少々時間があったため、メコン川に沿ってしばらく散策、
ナイトマーケットが開かれる公園の道路に面したお寺にふらっと立ち寄ってみました。
お寺ではお坊さんが勉学に励んでいる光景を見かけます。
これはラオスやタイでよく見かける曜日の守護仏たち。
ラオスの人たちは自分の生まれた日の曜日を知っていてその曜日の仏にお参りをします。
今はネットで自分の生まれた曜日を簡単に検索できますよ。
それらのそばには必ずといっていいほど占いやおみくじがあります。
このおみくじは外に置いてあり風雨にさらされて紙も黄ばんじゃってます。
ここにもあった花のお供え。器はバナナの葉っぱ。
こんな飾りも。
お寺の屋根にはナーガ(龍)のモチーフが盛んに用いられています。
庇の塗装をしているお坊さん。
この後、脚立から降りて来たこのお坊さんと話をしました。
日本語がとってもお上手でした。
お寺はこうしていつも新品のように保たれています。
定番の軒先のナーガ(龍)
大きな太鼓、破れています。
本堂のご本尊。ロウソクを献灯してお参りする母娘。
お坊さんの住居とみられる建物。ラオスの伝統的な様式と思われます。
高床式の住居は床下を風が抜けて涼しいのと洪水に対しても有効です。
庇や手すりの美しい装飾。
床の幕板にも彫刻が施されています。
チーク材などを加工しているものと思われますが
こういう木工や木彫の伝統的な工芸技術はすばらしいものがありますね。
オレンジ色の僧衣が干してあったり、ご飯を入れる竹の容器がぶらさがっていたり生活感があります。
かつては小乗仏教と呼ばれていましたが
これは中国、日本などが大乗仏教と名乗り、それにに対する呼称(蔑称?)だったようです。
確かに日本の仏教は釈迦の教えというよりはそれぞれの宗派の開祖の教えと言えなくもない。
上座部仏教には宗派はないと聞いていますが、ひたすら釈迦の教えに
帰依するという点ではとても純粋なのでは、と思ったりします。
この夜、夜行寝台バスで世界遺産の街ルアンパバン(ルアンプラバン)に
向かいますが、かの地でもこの仏教のあり方が少しわかったような気がします。
さて、もう少し市内をうろついてみましょう。