ヨーロッパから来たと思われる観光客数人が
いつ来るかわからないバスを気長に待っているようでしたが
タクシーをチャーターして正解でした。
次に訪れたのが「タート・ルアン」、ガイドブックには必ず載ってます。
窓の下にも細かい装飾が施されています。
ラオス様式と呼んでいいのか、お寺の特徴的な屋根。
境内にはいくつかの建物がありますが
全体的には1930年代に整備されたとか。
入り口を護る龍と獅子。
でもどことなくユーモラスな顔立ちです。
子供の行水。日本ではとんと見かけなくなりました。
手持ち無沙汰なアイスクリーム売り。
大きな涅槃像もありました。
必ず北枕なので方位がわかります。
ここは恐らく曜日の守護仏が並んでいるものと思われます。
タート・ルアンを取り囲むように配されている壁。
装飾的に開けられている窓が印象的です。
レンガを積んで作られているための独特な窓の形と思われます。
4カ所ある門をくぐって中に。
この時にチケットを買います。
先ほど外から眺めた壁の内側。
ぐるっと四方を取り囲んでいます。
一部には首を落とされた無数の仏像の姿が。
過去の抗争の跡を物語っているようです。
仏舎利塔様にカットされた植え込み。
ラオスの寺院建築に見られる装飾様式ですね。
これが金色に輝く仏舎利塔。
円形ではなく正方形の底面の形になっています。
その高さは45mとか。
この日は観光客らしい観光客も見当たらず
鳥も一休みしていました。
内陣には鉄の板で作られた装飾扉が。
若いお坊さんがお参りしておりました。
その頭上にある美しく飾られた天井。
これはタイのお寺でもみかけた大地の神ナーン・トラニーですね。
釈迦が瞑想中に煩悩(幻想の魔物マーラ軍)に攻められたとき、
大地に指を触れ大地の神ナーン・トラニーを呼び出した。
女神は髪の毛から水を絞り出して洪水を起こし、
マーラ群を撃退したとされます。
かなり艶やかなのでいわれを知らないと不思議な気持ちになります。
タイとラオスは文化的にも近いところがあり
(メコン川の両隣)
言葉や信仰に関しても共通点がかなりあるとの事。
壁に貼られていた教材?
修行している幼いお坊さんのためか、その辺はよくわかりません。
鳥売りの女性。
鳥を売っているわけではなく、捕らえられた鳥を逃がす事で善行を積むというもの。
ちょっと腑に落ちない点もありますが、お寺ではよく見かける習慣です。
大きな菩提樹の下にいる若者たち、休んでいる訳ではなく
その手には立派なカメラが。
観光客目当ての写真売りのようです。
この日は観光客と言えば私一人だけ、
それでもうるさく寄って来る様子も無くのんびり構えています。
講堂前の階段の飾り。
タート・ルアンも1時間ばかりうろつきました。
ビエンチャンの土地勘も無く、一人で回るのは大変ですがタクシーにして大正解。