雑談というのは日頃考えている事をまとめるいい機会となるようです。
この時は太鼓と言語について。
太鼓は、いや、太鼓に限った事ではありませんが、口唱歌という手法で曲を覚える方法が一般的?
ドンドンドコドコやテンテンテレツク、ウットコスットコ、デレツクデン・・・など。
音をコトバで模したもの、と解釈できますが、この口唱歌という口伝が元になっているため
実は太鼓の音もコトバに強い影響を受けているのではないかと思う次第。
ヒンズー語を聞いていると、よくこんな早口で会話が成り立つと思われるくらい。
太鼓の音もこの言葉と密接な関係があるのではないかと考えて、日本の太鼓の音を聞いてみると、
案の定、基本は単(母)音構成なんですね。
私が作った曲「太鼓で話そう」もそうなっています。
こんにちは→ドンドコドン、おげんきですか→ドドンコドコドン・・・。
試しに太鼓で英語の口唱歌を表現するとこれが意外に難しいのです。
英語にはイントネーションがあり、これを一台の太鼓ではなかなか音にしにくいのです。
日本語はかなりイントネーションが少なくフラットな言葉なので、太鼓でも何とか可能。
以前、日本人の話す英語がまるで日本語のように聞こえた・・・。
これと同じで太鼓にも地方の訛りが反映されているケースも多いように思います。
そんなこんなで、太鼓の音と言語には密接な関係がありそうですが、
最近の創作和太鼓はかなりバタ臭くなっているような気もいたします。