それは母国語と音楽の関係。
その国のことばがその国の音楽表現に影響するというもの。
日本語はどちらかというと平坦なことば使いで、単音の構成がメイン。
これが太鼓の音にも現れるのだとか。
例えば英語での口唱歌を考えてみると、元々殆どの単語にアクセントがあり、
なおかつ単音が多くはないので、ちょっとやりにくい。
ましてやフランス語の口唱歌となると想像できません。
一つの例ですが、おはよう!とgood morning!を太鼓で表現したら
日本語の方が断然明快なような気がするのですがいかがでしょう。
日本の言葉の一音に太鼓の一音が置き換えられる構造を持っているという事ですね。
また日本の音楽の最大の特徴と言われる『間』も日本語の方がとりやすいように思えます。
単音が連続することばゆえの結果かも知れません。
古典邦楽の世界を見渡しても単音で構成される音楽は沢山あります。
言葉と音楽、なにやら関係が深そうです。