HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

記憶に残る方法

今回、「太鼓で話そう」という曲を再編集してみて、そこから覚えやすい方法のヒントを得ました。

 

もともと原曲はスリランカに太鼓を打ちに行ったとき、せっかくなのだから日本から行ってただ演奏するだけではなく、日本とスリランカの文化交流ができないか、という事を考えてみました。

演奏会や高齢者施設を訪問する際、ただ自分たちの持ち曲を演奏して帰って来るのはあまりにも一方的ではないのかとの疑問をいだいていました。

 

太鼓演奏のみで感動を伝える方法はあると思いますが、自分たちの演奏はそんなレベルに達していないという事は承知していますし、相手が喜ぶものを提供すべき、と考えています。

 

そんなところから「太鼓で話そう」の楽曲は生まれました。

一通り演奏を終えた後、この曲を使って太鼓のワークショップができるような構成を考えてみました。

 

太鼓には日本語で曲演奏ができる口唱歌というものがあり、基本は口伝のツールですが、この口唱歌ができれば太鼓は打てるようになります。

 

今回はその口唱歌をいかに覚えやすくできるか、へのチャレンジでもありました。

印象に残る言葉、頭に入りやすい言葉、イメージを連想しやすい言葉、曲想に沿った言葉・・・そんな事をさぐりながら全体の曲の構想を練って行きました。

音楽作成ソフトで譜面を作ると、その場で音を確認できるのはイメージを固定して行くのにとても助かります。

 

そんなこんなで音に言葉を当てはめて、あるいは言葉に音をあてはめて譜面を作りあげました。

その後、トイレに立った時や、スーパーに車を入れる待ち時間にどれくらい思い出せるかやってみましたが、思考上無理につじつまを合わせている部分は思い出すのに難儀しました。

自然な流れになっていないという事なんだと思います。

譜面から離れても脳細胞に記憶されやすい言葉とフレーズの必要性を感じ、即修正、それと繰り返す部分は何回やったか迷子になりやすいので、それがわかりやすいように言葉を選んだり。

 

まだまだこれから熟成は必要だと思います。

演奏する場合はまずは曲を頭に入れる必要があります。

覚える時間と負担は少ない方がいい結果がでるのかと。

そんな視点で試行錯誤をしてみたつもりです。