太鼓の口唱歌はとっても重要、口唱歌ができれば太鼓は打てたも同然と言えます。
逆に言うと、口唱歌ができていないと太鼓が打てないと言う事になります。
例えば、歌を歌う時に、歌詞とともにメロディがきちんと歌えないと歌にならないのと同じです。
口唱歌で表現するように太鼓を歌わせる、と言う事でしょうか。
これは演劇の舞台と共通するものかも知れません。
舞台に立つにはまず第一にセリフを覚えるのが基本です。
そして覚えたセリフに感情を乗せて表現して行く。
台本を棒読みしていては演技になりません。まずは台本を覚えて、表現する、
太鼓では曲を覚えて音で表現する、演じて奏でる=演奏となります。
どう表現するかを口でやるのが口唱歌です。
要は口先で太鼓を打つのがとっても重要になるわけです。
小声でヒソヒソ話をするシーンや弾ける笑い声のシーン、嬉しくて踊り出してしまうシーンや
真剣になるシーンなど、声のトーンで表現し、太鼓の音に変換します。
口唱歌で表現の確認をしておかないと、感動を伝える太鼓は打てないんじゃないかと思います。