HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

逢ふで鼓論1:音を観る

ひょんな事がきっかけで太鼓を鑑賞(確認)するのに面白い方法を見つけました。

とっても単純でとっても簡単な方法、それは演奏のビデオの音を消して観てみるという事。

太鼓は「演・奏」するものと思っていますが、その演奏の耳で聴く奏の部分を消し去ってしまう。

残るは演の部分のみ、なんですが素晴らしい演奏の場合、演からだけでも音が見えて来ます。

音の激しさや極小の音、音の流れまでも聴こえてくるから不思議・・・。

そのいい例として長野の鬼島太鼓(きじまたいこ)を紹介します。

以前、成田太鼓祭りで生の演奏に接し、その素晴らしさに身震いするほどでした。

演奏が終わって、小学三年~高校三年の女の子のみのメンバー構成と聞いて唖然とした記憶があります。

まずはご覧あれ。

これ以外にも数々の演奏がアップされています。

この動画の音を消して観るという鑑賞方法、是非試してみてくださいませ。


組太鼓で、動きが揃っている事はひとつの重要ポイントと思われます。

音は目に見えるもの、これを逆に言うと音が揃っていても姿にばらつきがあると

音が揃っていないような印象を受けてしまう、という事があるように思います。

また姿を揃えるということは執拗に練習しないとできないこと、

その練習の厚みが結果として見る側に伝わって来るような気がします。

単純に「すごいなあ、これ」という感動につながる。

この逆もあるというコトですね。

太鼓は演奏するというところから「奏」だけではなく「演」もバチッと揃う事が大事と思います。

演と奏、両方の「完成度」が高いとそれを見聞きする人に感動の気持ちが生まれるものと。

自分たちのチームの音無しビデオ、一度観てみる事をお勧めします。