笛の息の入れ方、いろいろですが音の出し始めに小さな息で入ると音に表情が出て来るように思います。
ふーわっ、というイメージ。
小さい息、風速が遅いと音は低くなり、その結果音の表情がうーわっというちょっと
陰影のあるものになるようです。
また音の仕舞いも息を抜いて行くとプツッと切れずに音の余韻を残す事ができます。
しかしこれは音の演出の一つであり、常にそうするという事ではありません。
強い息で入る、強い息で終わる、という吹き方も当然あります。
先日、プロの太鼓の演奏を見る機会があり、笛や尺八の素晴らしい音色に出会いました。
一つだけ気になったのは、大ホールのため当然笛の音をマイクで拾っていて、
息を吸う音がとても目立っていたこと。
普通に聞いている時、息の音って気にする事は稀だと思うのですが、この時はとても気になりました。
そういえば歌手でもそういう人がいたのを思い出しました。
これって呼吸法によるのでしょうか、それともマイクの特性?・・・。