HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:カタチには意味がある

自分たちの太鼓サークル、基礎打ちを指導する事が多くなりました。

先回行ったのは定番の打ち込みと以前やった左でアクセントを打つ事。

左でアクセントを打つのは普段練習しないので打ち馴れていません。

しかしながらソロをやろうとしたら左アクセント打ちは避けて通れないポイント、

ドツドツドツドツツドツドツドツドを繰り返し練習。

これに課題の一つであるクレッシェンドを切り替えの間に挟んで行いました。

やはり打ち馴れていないとぎこちないです。

こればっかりは時間をみつけて練習しかない事を伝え、それぞれのやる気におまかせです。

個人的に思うのは基礎打ちの時間に練習するのではなく、基礎打ちの時に何をどういう風にやれば

よいのかの指針を示し、後は各自にまかせるという事。

是非にできない自分を悔しがって自習する時間を作る事を願っております。

基礎打ちの後、本番に向けて曲練となりました。

この中で太鼓を二台使って打つ曲があるのですが、前回指導者から(私はお休みでした)重心移動を

してリズミカルに打つよう指示が出たそうです。

皆の打ち方を見ていると確かに体は動いているけれどどこか不自然、その原因は手打ちになっている事。

体を移動して打てと言われたから移動してます、というような感じが否めません。

私が皆に伝えたのは、太鼓が一台だろうが二台だろうが基本は打ち込む姿勢を見せる事が重要、

打ち込むためには自分の正面に太鼓がある事が必要、左の太鼓を打つ時は体を左に移動し

太鼓の正面に体を持って行く、右の太鼓を打つ時は右の太鼓の正面に体を持って行く、

そうしないと太鼓を体の芯で捉えて打ち込む事ができないと。

重心移動は必然的な動きで、単なる動きの演出ではない事を話しました。
(自分たちの太鼓は動きが少なく動きの演出も実は必要なんですが)

もう一つ、重心移動ではなく体の軸を回転させて太鼓の正面に向く方法もある事を話しました。

重心移動だけが正解というわけではない事をわかってもらえればと。

どうして重心移動が必要なのか、を理解して太鼓に向かうのと、言われたからやる、というのでは

表現の力が圧倒的に異なると思います。

打ち込む気迫を見せる、見せようとする気持ち、太鼓の基本だと思います。