HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

八丈考61理想と現実

個人打ち、海のイメージを持って稽古に参加しました。

自由練習の時はけっこういろいろなイメージが湧いて来て、

バリエーションもいろいろ展開できるのですが、いざ皆の前で一人で打ってみると趣が全然違う。

八丈本来の、太鼓を楽しむ、太鼓にノルという事ができていないんですねえ、これが。

一つは基本のリズムがまだ自分のものになりきっていない、そのためどこか自信が無い、から。

もう一つは練習不足、場数を踏んでいない、から、だと思います。

いくらイメージを構築してもその通りには打てない。

最近は湯船につかっている時に、ヒザを叩きながらイメージを創る事が多いのですが

残念ながら湯船には斜めになってつかれません。(温泉のように広くはありませんから)

八丈は横打の太鼓、右手と左手がまったく違う動きをするので、右左の順序はとても重要、

これがイメージする音が実際の体の動きにのっからない事がままあるのです。

波のイメージ、ドーンドドン ドンドンドドンをどの音を左で打つか、で体の制約が発生するわけです。

これは出て来たイメージを左右に振り分け、打ってみて実証してみないとわかりません。

普通の伏せ打ちはそこまで振りにこだわる太鼓は少なく、左右均等なので

極端に言えばどちらで打ってもあまり関係ありませんが八丈は打てないケースがあるのです。

体を使って見せる太鼓、八丈は魅せる太鼓だとつくづく思います。