案の定、個人自由打ちでは思うようにバチが動きません。
左右が逆打ちになってしまったり・・・。
今回は先生のお話の時間がけっこうありました。
①一音一音を大切に打て。
慣れて来るとともに流して打つようになってしまい、そうするとつまらない太鼓になる。
同じ縁打ちでもトカカッのカとカッは音が違う。最初のカは置きに行ってもよいが
2番目のカッは打ちに行く音、この差をきちっと打ち分け表現すること。
決して惰性で同じように打たないこと。
②ニュアンスを大事にする。
これも同じですがトカトカカトトカトカカトトンを打つ時に
トカトカ・カトトカ・トカカト・トンではなく
トカ・トカカト・トカ・トカカトトンと打つように。
上の打ち方だと機械的に流す音になってしまう。
下だと抑揚が生まれ、流すのではなく聞く方に流れが感じられるようになる。
フレーズのニュアンスを感じて打つこと。
③練習曲は覚えるためにあるわけではない
曲が無いのが八丈太鼓の特色。だからといって好きに打て、と言われても困ってしまうのが現実。
指針として譜面ものと呼んでいる練習曲を作ったが、それを覚えるのが目的ではない。
皆で打つ揃い打ちの場合は間違えたり、テンポを落とすのは論外だが、個人で打つ時は自分の解釈で打って欲しい。曲を覚えたところで安心してとどまらず、そこから自分の打ち方に進化させるための研究を怠ってはならない。
④手先で打たず体で打つ
八丈太鼓の場合、横打ちなので腰の回転や体のひねりが重要。決して腕だけで打たない。
手先で打っていると音の変化は望めないし、見た目にもつまらない太鼓になってしまう。
これ以外にもた~くさんお話がありました。おいおい整理しようと思います。