第一回八丈太鼓研究会を開催しました。
総勢25名、太鼓が初めてという人もおり、殆どが八丈太鼓は初心者という状態でした。
八丈島の地理や歴史、文化についての座学に始まり、八丈太鼓の概要の説明に続き実技へ。
横打ちは体の使い方が左右非対称のため難易度が高いものとなりますが、
基本の打ち方をメインにみっちりやりました。
右直線打ち、左回転打ち、左直線打ち、右回転打ち、の四つ打ち習得に時間を割きました。
「歓喜」の横打ちバージョンで八丈らしい打ち方を行い、最後は皆で回し打ちにチャレンジ、
回し打ちは一台の太鼓を一人ずつ交代で打ち繋いでいく八丈太鼓の定番です。
太鼓初めてという人も笑顔で叩いていたので、こちらも楽しくなりました。
残念だったのは以前、八丈太鼓研修会に参加した指導員の多くが、
その時に配られた譜面通りに打っていた事、
打ち手が変わっても同じフレーズで打たれると見ている人は面白さが半減します。
一人一人の個性が発揮されるのが八丈太鼓の醍醐味なんですが、譜面打ちはそれを殺してしまう、
譜面を揃い打ちで練習すると、打ち方も画一的になり、八丈太鼓らしさが影を潜めてしまいます。
今回の研究会ではそこをメインに伝え、理解を得た様で何よりです。
好評につき、第二弾も開催しようかと。