HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

八丈考55バチの軌跡

八丈の稽古は個人打ちの時は一人で打ちます。
 
他の人が打っているときは下拍子を担当する以外は周りで観ています。
 
その時に自分のフレーズの研究や課題曲のおさらいなどをしているのですが
 
人のフレーズや動きを参考にする事も多々あり、たくさんの人の打ち方を間近に観る事はとても刺激になります。
 
昨日もいろいろ考え事をしながら他の人の演奏を見ていたのですが、バチの軌跡について思うところがありました。
 
フレーズは多彩でもバチの軌跡が同じだと変化がなくあまり面白く感じません。
 
どうしてもその人その人の打ちグセみたいなものがあり、それが個性なのですが最初から最後まで
 
同じ打ち方だと見ている方は太鼓に引き込まれづらいものがあります。
 
フレーズ研究もさる事ながら自分のバチの軌跡をイメージしながら打つと
 
いろいろなバリエーションが生まれるのではないかと思いつきました。
 
同じフレーズを5回連続して打つ場合でも
 
①同じ調子で同じ動作を繰り返す
②強弱をつけてみる
③その強弱を反転してみる
④だんだん大きくしてみる
⑤だんだん小さくしてみる
⑥直線の動きで
⑦バチを回す
⑧バチの回しの高さを変えてみる
⑨バチの回しの角度を変えてみる
⑩タテヨコの動きを入れてみる
・・・・・・
とここだけでも10パターンの打ち方のバリエーションが生まれます。
これらのパターンのバチの軌跡を意識して打ってみると恐らく観ている方にアピールできるものになるのではと。
 
闇の中でバチの先端に点光源を付けて打ってみるのを想像してみます。
 
夏の夜に手持ち花火をぐるぐる回すと光の軌跡が円になったり八の字になったりするようなイメージ。
 
そんな事を加味しながら練習に臨んでみようと思っています。