HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:一日練習午後

指導者からはかなりの高評価をいただいた午前の練習

十数年前に初代指導者から言われた「自分の音を聞く」「人の音を聴く」「お互い協調する」

という教えがここにきてやっと実現しかけているように感じます。


さて午後練習。

体力的にきついのと、それぞれ家庭の事情で忙しいので午後は自主練としました。

私ははなから自主練派、一人でも練習する事を宣言しておりました。

自主練希望者は私を入れて二人、神楽の竹バチ担当の人です。

う~ん、このやる気はとても好感が持てます。

彼女の悩みはなかなか覚えられないこと、練習中も譜面と首っ引き。

譜面に頼っちゃうので余計覚えられないと思うんですが、譜面が手放せないようです。

午後は二人だけなのでしばらくそれぞれ自主練、彼女は神楽の大太鼓竹バチ、

私は神楽の相撲太鼓のセット打ちを。

前回迄の講習では含まれていませんが、高低二つの相撲太鼓をソロアレンジしてのパートが

あるためそれが打てるようになるため先取り練習です。

先取り練習をすると習っていない事はやるべきではない、とかたい事を言う人もいますが、

習った事をできるようにするのは当然、習った事以上のものができるようになるのが

指導者への恩返しと考えているので、ガンガンやっちゃいます。

セット打ちばかりは執拗に練習をして、体に覚え込ませないとうまく打てません。

単体の太鼓と違い明確な音程があるためその組み合わせや、手の動きを確認しつつ

フレーズを探し、頭に固定して行きます。

何回も打ちながら構成をカタチにして行き、ソロの流れを作って行きます。

自主練でないと絶対できないので、午後の4時間がフルに使えるのはとってもありがたい。

目処がついたので、神楽竹バチのヘルプに回ります。

この竹バチも頭と最後は決まったフレーズがありますが、それ以外はソロフレーズ。

御諏訪の講習では勇み駒という曲をアレンジして打つように指示が出ています。

地打ちがドッコドッコと跳ねているので同じように跳ねている既成の勇み駒が打ちやすい。

ソロのコツはこの地打ちを何があっても最初から最後迄自分の中で続けること、

気の利いたフレーズを打とうとするとそこでつまずいちゃうので、

とにかく口でもドッコドッコを唱えながらそれに乗って打つ事を伝えました。

ドッコドッコが続けらるようになったら次に右手、左手の強弱を入れてみる、

それだけでソロらしいフレーズに仕上がるのでその見本を打って見ます。

見た目は簡単そうだけど、いざやってみるとなかなかうまく行かない・・・。

でもそれって当たり前で、練習して体に入れて行かないとすぐに打てるもんではありません。

ここは地道に練習するしかないことを伝えます。

後一点、見せ場を作るために手を交差して打つフレーズを伝授しました。

このフレーズは御諏訪太鼓によく出て来るもので、

相撲太鼓でも使えるので先ほどはこれを練習していました。

本来は二台の太鼓を打つ動きですが御諏訪では一台の時もこの振りをやっています。

フレーズ自体はドーーーンツドッコドッコという単純なもの、

この打ち方をしばらくやり、5時になったのでお開きに。

このフレーズ、覚えていてくれるかな。

さすがに一日練習は疲れますがとても有意義な時間でした。