世田谷子供祭りの演奏会が終わりました。
総勢7人の演奏、いつになく少人数ですが、それゆえに小回りもききます。
朝集合して1時間ほど合わせ練習を行なった後、太鼓を積み込んで出発準備。
その時に目に付いたのがドラ。演奏用に出していたのですが、存在を忘れてました。
せっかくだから最後にドラの一撃で締めようと思い、ドラに一番近い打手にドラを打ってもらうように伝えました。
案の定、練習していないから今回はドラはやめよう、という声。
練習もクソもなく、最後にジャ~~~ンと打てばよろし。
そのくらい誰だってできるでしょ。
なんでそこまでおじけづくのかまったく理解に苦しむところ。
逆に、よおし、やったろやないかい、とならんのですよね。
後ろ向き。
最後の一撃のためにだけドラを持っていく、というのも心意気があって好きなんだけどなあ。
そんなこんなで本番はまったく問題なく、いよ~ドンジャ~~~ン!と終わる事ができました。
私にとってもこれが恐らく最後の演奏会になるでしょう。
後は皆さんでよろしく。
戻ってから三人で自主練を行いました。
トンバネ太鼓の笛とドカンと跳び手を回しながら一通り。
私が見て修正した方がよいところは遠慮なく指摘させてもらいました。
太鼓を打つ姿勢、音の出し方、音とカタチの表情の付け方、等々。
アドバイスをして、それが反映されると見違えるようになるので不思議です。
顔の向きを正面だけでなく、打つ二台の太鼓にそれぞれ向けるだけで、打ち姿の表現がまるで違います。
肩に力を入れず、腰を安定させ、上半身はその上にデンと乗っている感じで打つと全体にゆとりが生まれます。
大きい音を出そうとすると、どうしても力んでしまい、それが観ている方にも伝わってしまい、
こちらも肩に力が入ってしまいます。
力で打つのではなく力強く打つ、これは似て非なるものであります。
こうして助言をすなおに聞く人はどんどん成長します。
どうかいい打手になってくださいませ。