始めは下拍子の音源に合わせて自由練習。
各自曲や個人の自由打ちの練習や研究をします。
私はもっぱら地打ちと新しいフレーズの研究をしています。
考えて来たものがほんとに打てるのか、またいろいろなアイディアを試してみたり。
それが終わると曲打ちの練習を皆で。
太鼓は普通3台使うので6人で一緒に打ちます。
その後は個人打ち。順番を決めて一人一人打って行きます。
下拍子以外の人は周りで観ています。
八丈太鼓は一台の太鼓を下拍子と上拍子の二人で、上拍子はまったくフリーで自由に打ちます。
ただ打つのではなく、それに振りがついて観ても楽しめる太鼓であるわけです。
一人だいたい5~7分くらい、大概はゆっくり入って中盤縁打ちが入り、
後半早くなって盛り上がって終わります。
終わる方法も千差万別ですが大体決めてあり下拍子の人とぴたり合って終わるように練習します。
個人打ちの時は打つ人にすべての裁量がまかされており、それぞれとても個性的。
それを観ているだけでも飽きません。
これが伏せ打ちとなると恐らくその動きにも限りがあり、
八丈太鼓のように打ってよし観てよしのように楽しくはならないような気がします。
太鼓も一台あれば何人でも打てますし、打っていない人も一緒に楽しむ事ができます。
私はまだ自分の打ち方、曲をものにできていませんが、たとえそれができ流れは決めても
同じ打ち方はしたくないと思っています。
毎回どこか違う、新しいアイディアが入る、スリリングな太鼓を打ちたいと。
それでいて一目見れば自分らしい太鼓、そんな八丈に憧れています。