埼玉の公共施設での太鼓講座を準備中です。
本来4月開講を目指していましたが、新型コロナの影響で遅れに遅れております。
逆に言うと、その分準備する時間が出来、急がば回れ効果も。
受講希望者がいるかいないかは募集してみないとわかりませんし、
このご時世、応募者がいるかいないかも未知数です。
基本的にどの講座も平日の昼間なので、希望者も限られてくるかと。
講座の一つに「楽々太鼓」なるものがあります。
この発想の元になっているのが八丈太鼓と野良打ちです。
今主流になっている和太鼓は複数人数での多数の太鼓の揃い打ち、曲を覚えて皆で打つ、というものです。
この形態のメリットは大人数でも少人数でも演奏可能、「曲を覚える」という単純明快な目標があること、
演奏者の一体感やいろいろな楽器、パートを演奏できる、ショーにも応用できる、等々。
これに対し伝統系の八丈太鼓や野良打ち、使う太鼓は1台、二人で交代しながら打ちます。
下拍子は何種類かの決まりがありますが合わせる上拍子に曲はなく、打ち手はアドリブで好きに打ちます。
好きに打つ、というのは意外に難しく、好きに打つ練習をしないと自由に打つ事はなかなかかないません。
打ち手は交代しながら打ち回すため、ある程度の人数でも対応可能、打っていない人は打ち手を囃したりして一緒に楽しみます。
八丈太鼓は宴席でも打たれるため、気楽に参加して楽しみます。
このように気楽に楽しむ太鼓=楽々太鼓、というわけです。
使う太鼓は伏せ打ちが基本、野良打ちスタイルです。
本場の野良打ちを見ると、八丈太鼓のようにいろいろな振りを入れる事も可能と言う事がわかりました。
振りを入れるには横打ち、という先入観念がありましたが、これを払しょくしてくれたのが野良打ちでした。
野良打ちの基礎練習は複数人数でもできると思っているので、太鼓講座の一つに加える事にしました。
これを機に野良打ちが一般化して行く事を目論んでおります。