しかしながら部屋に入ってあまりの部屋の作りに愕然としたものです。
二階にあがって部屋に入った瞬間、その熱気の空間に息が詰まるほど。
部屋の空気を入れ替えようと窓を開けましたがそれは無駄な事と知る事になります。
二階建てのその建物、海に近いのに風通しはまったく無視して作られていました。
要はクーラーありきの前提だったわけです。
二階の部屋には海側に窓が一つのみ。
反対側には階段とトイレがあり、扉を閉めると風がまったく通りません。
階段にも窓はなく、一階からの熱気がそのまま上がって来ます。
この熱気を逃すすべがありません。
外見は洋風の白いおしゃれな建物ですが、中は快適には過ごせないというリゾート施設。
一階に広いデッキがついていますが、朝から太陽光が照りつけ、とてもくつろいでいられません。
夕方、建物自体の影になって、ようやく海風に当たる気持ちよい空間となります。
居住性を考慮しないこういう設計はどういうつもりでやっているのか理解に苦しみます。
仮にクーラーが故障したらどうするつもりなんでしょう?
機械設備に頼り切る設計思想はとっても危険なんですがねえ。