本日は西荻窪がざびぃでのぶちあわせ太鼓の講習。
ぶちあわせ太鼓は神奈川県三浦半島の突端の三崎の漁師に伝わる太鼓を原型にした創作系の太鼓。
見た目のダイナミックさと関東お囃子系のサントコドッコイのフレーズが魅力の太鼓である。
曲はほぼ覚えたので一通り確認しながら打ってみる。
太鼓の基本の打ち方をまずは習得して、その次に自分なりの表現を付加して行く。
音が出ていないのに見た目のパフォーマンスに走るのは和太鼓らしくない。
動きも平板ではなく前後左右上下と立体的な動きをしてみる。
太鼓は音を表現し伝える音楽。
動きの殆どには理由がある。
そんな事を突き詰めながら太鼓に向かう。
太鼓の原理原則には忠実に、しかもはみ出る時は大きくはみ出る。
ぶちあわせ太鼓は漁師の荒々しさ、海の勇壮さ、波の砕け散る音などを表現する太鼓であろう。
両足でただ踏ん張って打つ太鼓ではなさそうだ。
また三人が代わる代わる打つスタイルもぶちあわせ太鼓の真骨頂、これなくしてはサビ抜きのマグロの刺身だ。
そういえば三崎はマグロの漁師町、思い切りサビの効いた音を出したいものだ。