HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:三宅考43

今回の震災の中、太鼓の稽古ができるというのは本当にありがたいと思います。
そう思うと一打一打を無駄にできないという気持ちになり、稽古にも身が入ります。
何か一点でもものにして帰りたい。
一回の稽古で自分なりにヒントがつかめたらそれを覚えておく。
反復練習で意識しなくてもその動きができるようになれば次のステップへ。
いくつかの課題を頭に置きながら体で試していく。
その繰り返しです。
 
稽古の前は、自分なりに目標を決めて行きます。
今回は右手の動きに注力してみようとか。
 
先日の稽古の全体のテーマは奇しくも右手の動きでした。
力ではなくスピードで打つ。
肘から先行する。
まだ右手の動きがいまいちしっくり来ません。
 
個人的に言われたのはバチをきちんと握って打ち込むこと。
親指が開いているとバチが暴れてしまいます。
バチの一点にエネルギーを集中する、音の質に関係してくる要素。
 
体重移動をしながらバチを運んでやると音が出てくる感じがします。
 
 
三宅はやはりどれだけ音が出るかはとても重要に思います。
教室でも音が出ている人の太鼓は思わず振り向いてしまいます。
いかに打ち姿を決めても音が伴わないとこの三宅の魅力は発揮できないのだと思います。
 
 
私が初めてこの同志会の三宅を目にしたのが4年前の成田太鼓祭り。
その時はまさか自分もやるとは夢にも思っていませんでした。
 
その後改めて演奏会で三宅に接したとき、その爆発的な音に圧倒され、
太鼓からこんな音が出るもんだという事に驚愕しました。
三宅は島ではありますが東京の太鼓という事もあり、その魅力にはまってこの7月で2年になります。