HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:第九回東京国際和太鼓コンテスト

第九回東京国際和太鼓コンテストを観に行ってきました。
午前11時から午後7時過ぎまでの長丁場。
前半は大太鼓の部門で10人、
後半は組太鼓の部門で10組のエントリー。
大太鼓は途中から見ましたが、最優秀賞は山部哲誠さん、なんと16歳。
細い体に力強さとしなやかさを兼ね備えていたように思います。
以前YouTubeでみたことあるかも。
 
二位は荒川正輝さん。
荒川社中として成田太鼓祭りで拝見していますが
今回は二番打者のため演奏は見れませんでした。
 
組太鼓部門の最優秀賞は長野の鬼島太鼓。
高校生の女の子ばかり12人。
音の切れが半端ではありません。
和太鼓以外の楽器を使った音の構成もすばらしい。
 
二位は勤労障がい者長崎打楽団 瑞宝太鼓。
このグループは声がよく出ていましたね~。
絆が見えるような演奏でした。
篠笛の時にちょっと金物系の音が入ると音が生きるような感じました。
 
三位は福島の山木屋太鼓 山猿。
5人の編成ながら音がしっかり出ていた太鼓。
びっくりです。
太鼓を移動しての構成もとても工夫されていました。
聴いてよし観てよし。
 
他の出演者も見ごたえがありました。
ドラムでできる事を和太鼓に置き換えたようなグループがありましたが
それはそれでよいのですが、やはり和太鼓で演奏する意味がはっきりしないような印象。
 
全体を通して感じた事。
 
和太鼓というとその配置が左右対称が殆ど。
左右非対称の太鼓もあってよいのになあ。
 
太鼓の曲が終わる時は明確な終りの合図が欲しい。
観ている方は終わったのかそうでないのか判断できず拍手をする場面も。
そのまま演奏が続く場合は、決めのポーズをせずにどこか動かし続けるのがよいのでは。
 
衣装は奇をてらわずにしかも地味すぎず、どこかに鮮やかな色使いがある方が
舞台映えするもんだなあ、ということも感じました。
 
和太鼓はシンプルなほど力強いという方向性と、
音の構成を考慮した重層的な方向性があると思います。
そんなこんなでいろいろヒント満載のコンテストでありました。
 
でもみんな若いんだなあ。
中高年太鼓にはどこが応用可能か・・・。