HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓祭りinみよし 第六回西日本大会を振り返って

プログラムの一番目はやっぱり不利ですねえ、

聴いている方も打っている方もどうしても緊張してしまいます。

ジュニアの部、一番目の演奏で気になったのは前列座奏の締めの音、

二台とも抜けた音ではなく、かなり濁った音。

バチの当たる角度が寝過ぎているのかも知れません。

前日と当日、場当たりのリハも行うので、その時に会場と太鼓の相性を確認しておく事が

とても重要になります。金気の音が前に出過ぎたり、締めの音が上にばかり抜けてしまうとか

会場によって音のクセがあるため、実際に音を出してみて当日の音のバランスを考える事も

必要です。

締め太鼓2台、斜め打ちの長胴太鼓6台、締めと桶同太鼓の組太鼓2セット、大太鼓の

構成。残念ながら斜め打ちの必然性と言うか、特徴が生かされていません。

伏せ打ちと斜め打ちの違い、斜め打ちは打ち姿の表現性に優れます。

これを生かさない手はありません。

二番目の団体、声出てる、音も出ている、曲の構成もよし。気迫も十分。

子供の太鼓とは思えない大人びた演奏です。自分としては1位の演奏。

三番目の太鼓は大きな鉦が一台、これがキンキンと音が出過ぎていて耳障り。

これもリハで確認しておくべき。

力一杯叩けばよいというものではなく全体のバランスが大事です。

太鼓の音を台無しにしちゃってます。曲の構成もイマイチ。

四番目の団体、曲の構成がよくあるパターンで、創作太鼓に特徴的(?)な

勢いがあるけれど間がない構成。

最後は前回準優勝したチームですが今年は1位。

一般受けする子供らしい太鼓でした。私としては去年も観ているので新鮮みに欠けました。

和太鼓の演奏を見るにつけ日頃から気になっているのは、左右対称の配置、

皆で同じフレーズを打つユニゾンが主体、似たようなフレーズ、など。

太鼓はもっと進化できるのでは?と感じます。